反対2党、賛成の列が長い

共同通信系の速報は短い。「国民投票法改正案、参院憲法審で可決」。数字はそこからだ。賛成側に自民・維新・立憲・公明・国民・参政が並び、反対はれいわと共産、という整理が貼られる。
現場寄りの反応は、採決の結果表をそのまま貼って終わる。質疑で馬場議員を詰めた立憲・小西氏の論戦は評価する声もある。なのに最後は賛成。肉を切らせて骨を断つ、という言い訳が先に来る。骨がどこにあるかは、附帯決議の紙の厚さ次第だ。

Xの反応
海保とくま れいわ新選組 @Efm8c6J92 ・7月22日

本日、参院憲法審査会で国民投票法=憲法改正手続法改正案が可決しました。 反対したのは、れいわ新選組と日本共産党だけ。立憲民主党は、附帯決議を条件に賛成に回りました。 質疑での立憲・小西議員はよかった。維新・馬場議員に法令解釈や改正限界を厳しく問いただし、緊急集会を「70日まで」とする根拠なき解釈を批判。その憲法理解の浅さを浮き彫りにし「憲法改正の議論をするな」とまで言い切った。それなのに、最後は賛成です。

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🔥 話題の火元
47NEWS @47news_official ・7月22日

【速報】国民投票法改正案、参院憲法審で可決 https://www.47news.jp/14663737.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=api

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附帯決議は歯止めか、先送りか

立憲側の説明はこうだ。反対だけだと会長解任で改憲一直線、だから附帯決議で「抜本改正なくして発議は許さない」状況を作る、と。小西氏本人も画期的だと書く。
信じたい側は信じ、疑う側は附帯決議の法的歯止めを問う。2021年改正の附則でCM・資金規制を「3年を目途」とした話が、検討打ち切りの口実になりかねない、という指摘もある。紙に書いた約束が何回効いたか、数えるとげんなりする。

Xの反応
🔥 話題の火元
Dr.ナイフ @knife900 ・7月22日

国民投票法改正案が参議院で可決され、立憲民主党も付帯決議を条件に賛成した。 目を疑ったけど、家に帰って小西議員(@konishihiroyuki)の説明を熟読した。 今回の改正、改正内容そのものには問題はないが、2021年改正時の附則4条(CM規制、資金規制、ネット規制など)が盛り込まれていないことが大問題。 立憲が今回賛成したのは、今後確実に「附則4条を法規制化する付帯条項」に各党が約束したから。… もしも改憲派が、今回の付帯決議を無視して改憲に進むようなことがあれば、それは大事件になります。

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小西ひろゆき (参議院議員) @konishihiroyuki ・7月22日

立憲が会長職権で国民投票法案の審議を拒否すると、直ちに会長が解任され、自民の新会長に法案を採決され、その後は、改憲まっしぐらの悪夢の展開しかないのです。従って、立憲は、肉を切らせて骨を断つ戦略で審議を使って、国民投票法の抜本改正を確実にする附帯決議を成立させたのです。

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最低投票率も広告規制も後回し

怒りの芯は別の場所にもある。最低投票率や広告規制といった「投票の質」は、また検討課題に回った、という読みだ。発議しやすい手続きだけ整って、公平さの穴は放置、という疑い。
れいわ側はハッシュタグと写真で抗議を続ける。名前は国民投票法、中身は憲法改正手続き、とラベルのズレを突く。手続き整備の話が、改憲の前座に聞こえるかどうか。聴衆によって音が違う。

Xの反応
🔥 話題の火元
ぽんぽこ @ponpocosora ・7月22日

国民投票の最大の欠陥である【最低投票率、広告規制】は放置 極めて公平さに欠けるため 発議=改憲との懸念があり、 改憲=戦争との懸念もあります そもそも、大半の国民は改憲を望んでません 最高法規である憲法の「制約を受ける側」の 政治家自らが改憲を推進 再び国民は騙されていませんか?

国民投票法への懸念を記した画像
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奥田ふみよ @fumiyo_fukuoka ・7月22日

#参議院憲法審査会を開かせるな 国民投票法という名で誤魔化す #憲法改正手続き法の廃止を求めます

憲法審査会への抗議画像
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編集部の視点

憲法改正の本丸は条文じゃなく、投票のルール設計だ。最低投票率もCM規制も資金もネットも、難所を後回しにして手続きの整備だけ先に通すと、発議までの距離が短く見える。
立憲の論理は「全滅より附帯決議」で、敗け方の最適化に見える。れいわ・共産の論理は「○を出した事実が残る」で、記録の最適化だ。どっちも正しい顔をして、どっちも不完全だ。
24日の本会議で成立すれば、ラベルはまた更新される。次の争点は附帯決議が本当に骨になるかどうか。紙が効かないなら、歯止めはただの付箋だな。